2022年にBBCイントロデューシングの初代「スコティッシュ・アクト・オブ・ザ・イヤー」の栄冠に輝いたJubemi IyikuことBemzの道は始まったばかりだ。
ナイジェリアで生まれたBemzは、わずか4歳でロンドン南部に移り住み、ここで自分の声に気付いた。兄弟とフリースタイルラップをしたり、Ayrshire Collegeでサウンドプロダクションを学んだり、さらにはSAY(スコットランド・アルバム・オブ・ザ・イヤー)賞にノミネートされた2020年のデビューアルバム「Saint of Lost Causes」をリリースしたりと、Bemzのリリックの旅は、ラップの文化的な到達点がロンドンやイギリスの国境をはるかに越えて広がっていることを具体的に証明している。
Radio 1のGemma BradleyやDJ Targetに支持されたBemzは、BBC 1XtraのPick of the Weekを受賞し、シングル「26」はTrack of the Weekを受賞。生々しく感情的な人生観を表現しながらも、その領域にありがちな陳腐な罠にはまることのないBemzのサウンドは、驚くほど正直で自由奔放という点で際立っている。