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基本的なEQを理解する:ギターのトーンを作り込む方法

MGアンプのボリュームノブを手で回す

ギターのサウンドを形作るために、イコライザー(EQ)の設定は非常に重要です。ベース(低音)、ミドル(中音)、トレブル(高音)を調整することで、さまざまなスタイルや好みに合わせたトーン作りが可能になります。このガイドでは、それぞれの設定がサウンドに与える影響と、自分だけのサウンドを作り上げる方法を解説します。

ボリュームとゲイン : 音量と歪みをコントロール

EQのセッティングに入る前に、音量とゲインのコントロールについて理解しておきましょう。これらはサウンド作りにおいて重要な役割を果たします。

VOLUME(ボリューム): アンプの音量を調整します。

・ボリュームを上げると音量が大きくなります。 ・ボリュームを下げると音量が小さくなります。

練習や演奏の際に、適切な音量レベルを設定するためのシンプルな方法です。 GAIN(ゲイン): トーンにどれくらいディストーション(歪み)やグリット(粗さ)を加えるかを調節します。

・ゲインを上げると歪みが増し、サウンドがより荒々しくアグレッシブになります。(ロックやメタルに最適) ・アンプにゲインコントロールがない場合でも、音量を上げたりペダルを使ったりすることで、歪んだサウンドを得ることができます。 なめらかなトーンからパンチの効いたディストーションまで、これらのコントロールの切り替え方を学び、さらにEQ設定と組み合わせることで、サウンドの可能性は無限に広がります。

マーシャルMGアンプの拡大画像

まずはEQをフラットな状態に

設定を調整する前に、EQは特定の周波数をブーストもカットもしない、無調整のフラットな状態にしておくのが基本です。

・すべてのEQノブを12時の位置(各ノブのラインが真上を向いている状態)にセットします。 ・そこから各ノブを一つずつ動かして、音がどのような変化するかを試してみましょう。

ベース:低音域を調整する

ベースコントロールでは、サウンドの低音域を調整できます。

・右に回すと低音が強調され、深みと厚みのあるトーンになり、ブルース、ジャズ、ヘヴィロックにぴったりです。 ・左に回すと低音が抑えられ、サウンドがすっきりとし、特に速いフレーズや複雑な演奏スタイルで音がこもるのを防げます。

ミドル : 中音域をコントロール

ミドルコントロールは、中音域(通称ミッド)を調整するもので、トーンに芯や存在感を与えます。

・右に回すと中音域がブーストされ、サウンドに厚みと豊かさが加わり、バンドの中でもギター音がしっかりと前に出てきます。(ロック、ブルース、リードプレイに最適) ・左に回すとミッドが削られ、ざらついた荒々しいサウンドになり、メタルやスラッシュ系のジャンルに適したアグレッシブなトーンが得られます。

ニュートラルなEQ設定のイメージ

トレブル : 高音域の抜けの良さと明るさを調整する

トレブルは、ギターアンプの高音域を調整するコントロールで、トーンの抜けの良さ、明るさ、シャープさに影響します。 ・右に回すと高音が強調され、音にきらめきと輪郭が加わります。リードギターやファンクのカッティング、クリーントーンに最適です。 ・左に回すと高音が抑えられ、より温かくなめらかなトーンが得られます。ジャズやブルース、ヴィンテージ系のサウンドに最適です。

EQ設定でトーンを微調整

EQ設定で音量とゲインを調整することで、クリーントーンからディストーションまで、トーンを自在に操ることができます。EQ設定の基本を理解したら、実際に設定を試してみて、自分にぴったりのトーンを見つけましょう。

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