組み立てているのはMarshallのアンプ。
1962年当時、Marshallアンプの注文から完成までに1週間近くを要し、当初はジム・マーシャルの小さな小屋の作業場で製造されていました。その後、店舗に小さな工房を併設してからは店舗内で製造されるようになりました。
1963年3月には十分な成功を収めたため、Marshallは通りを挟んだ向かいのユクスブリッジ・ロード93番地に2号店をオープンすることになります。1964年には需要が供給を上回り、ヘイズのシルバーデール・ロードに専用の工場が開設され、週に20台のアンプが生産されるようになりました。
1967年のMarshallのカタログ「The Sound of Success」。有名なマーシャルスタックの雑誌広告。Music Makerマガジンに掲載された1966年の広告。
その後も事業はさらに拡大し続け、ハンウェルの店舗とヘイズの工場が手狭になったため、ジムは1967年に工場をミルトン・キーンズのブレッチリーに移転しました。それ以来、この町はMarshallの本拠地となり、クラシックなJMPシリーズやJCMシリーズ、そして現在のStudioシリーズに至るまで、すべてここで生産されています。
アンプの裏に「MADE IN UK」と書かれていたら、それはここで作られたものです。