Marshallが初めてクイーンズアワードを受賞したのは1984年のことです。それは、この3年の間に輸出が急増した結果でした。工場を改修し、製造システムを改善したことで、Marshallは90年代に入ってさらに洗練されたブランドとなりました。今やPearl Jam（パール・ジャム）、Rage Against the Machine（レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン）、My Bloody Valentine（マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン）のような現代のアーティストたちが、ステージで誇らしげにMarshallのアンプを使用し、革新的で新しいサウンドに貪欲な新世代のファンを獲得しています。1992年には2回目のクイーンズアワードを受賞したことで、Marshallの名声はさらに高まりました。

お祝いのムードが漂っていたその年に、30周年を記念したシリーズが発売されました。そのアンプにはブルーまたはブラックのビニールカバリングの仕上げと真鍮メッキのパネル、そして今やクラシックとなったMarshallのスクリプトロゴが採用されました。さらに、エフェクトループ、MIDIコントロール、独立したセンドレベル、バランスコントロール機能など、素晴らしい技術的な進歩もありました。この30周年記念シリーズは、この記念日にふさわしい見事なアンプとなったのです。